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ひねもす。

生存報告とかあとがきとか。
2020
11,15
お久しぶりです。
気付けば随分と間が開いてしまいました。もう年末なのかと思うとびっくりです。
少し前から中国後宮モノのドラマにはまっておりまして、無実の罪を着せてみたり、毒殺してみたり、自殺に見せかけて殺してみたり、血なまぐさい策謀のオンパレード。こういう後宮モノ、大抵は純粋無垢だった主人公が徐々に後宮の中で生き抜くために自らも策を巡らせる側になるんですよねー(比例してメイクの色も濃くどぎついものになっていく笑)。やらなければやられる、綺麗できらびやかなやり取りの裏でどす黒い策謀が張り巡らされているのがすごく面白いです。色々な時代の後宮モノがあるのでお好みに合うものをぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

さて、今回更新した10話。前半は蒙武軍の軍医とのすったもんだ。後半は再び蒙恬のターンに戻ってまいりました。
この時代の医者と夢主が会うのは、徐国でお世話になった薬師のばば様を除けば今回が初めてということになります。この時代の医療がどのくらいのレベルなのか、医者がどういう扱いを受けていたのか、少し調べてみましたが結局分からなかったので汗、安定の捏造パラダイスでこれからも参ります。一応、今回の話は、当時の医療は巫術(呪術)から医術に移り変わっていく頃で、特に鍼灸治療は当時の最先端であったという八崎の脳内設定に基づいています。民間ではまだまだ巫術に頼る慣習が残っていてそれを生業にする巫医も居たけれど、鍼灸を学んだ医者からすれば、巫術というのは効きもしないなんとも胡散臭い方法で患者を掠め取っていく輩、といったところです。ダム世界では女性の医師団が出てきますけど、実際あの時代に“女医”はどれほど居たのでしょう。今回出てきた軍医達は夢主を女医=巫女と即断しているのですが、漢代で儒教が国教化される前だし、女性の地位はむしろ高かったのかも。そうだとすると夢主を巫女だと即断するのは軍医達の早とちりのような気もするのですが、女医は民間や宮城での活動が主だったでしょうし、戦場までわざわざ出てくるのは巫女ぐらいかなあ、と思うことにします笑

八崎は蒙恬みたいな普段飄々としたキャラが怒ったり真剣な表情をしたりするのが大好きなので、拙作の蒙恬はどうにも沸点が低めです。いつも何かに怒ってますね……。夢主の正体を蒙恬が暴く話はこのタイミングで、と開始当初から考えていたのでようやくここまでたどり着けたといった感じです。思ったよりも長くなってしまいましたが、次話で函谷関編が終了し、蕞攻防戦に入る予定です。

*皆さまからの拍手やコメントに、いつも創作意欲を刺激されております。簡単な一言からでも、お気軽に感想など頂けると嬉しいです。








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